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2018年3月 1日 (木)

私の二毛作人生(その2)

 人生二毛作の時代である。誰しもが定年後に長い人生が残されている。
では、私の二毛作人生とはどのようなものか?
ただでさえ、この類いは悔い多きものとなりがちだが(笑)、できるだけポジティブに見据えている。

 先日は一毛作目を総括した。
いわゆる現役時代、高校~大学を通して開発教育に関わってきた歩みを書いた。

→ 私の二毛作人生(1) :
http://bit.ly/2F5IkMA

 今回は、現在のボランティア活動を現役時代の延長と捉えていることについて、私の中でどうつながっているのかを整理する。

 そもそも、現在の、外国につながる子どもたちの日本語・教科学習を支援する活動のテーマは 「多文化共生」 であるから、開発教育と多文化共生とがつながることは自明なのだが、できるだけ私の独自見解としてまとめよう。

 つまり、私は多文化共生を、開発教育の隣接としてでなく、帰着点として考えている。

 開発教育には、世界の開発問題をいきなり提起するアプローチと、身近な事柄から世界につなぐアプローチとがある。そこにおいて、私は常に足元の問題を重視してきた。
たとえば、2000年には、こんなことを書いた。

→ 開発教育の方向性 :
http://bit.ly/2F3FPdP

 ちょうどこの頃は、一年間の長期研修で立教大学に客員研究員としてお世話になる時期である。長期研修の私のテーマは、地域からの開発教育、つまり地域から 「もうひとつの開発」 を模索する新しいカリキュラムづくりにあった。

 ここに 「多文化共生」 の用語は出ていないが、地域に向き合うには文化の多様性尊重は重要である。開発教育ではかねてからこれを 「内なる国際化」 としてきた。

 今日、「国際化」 は単なる ”国際理解” にとどまらない。
「多文化共生」 は ”多様性尊重” である。多様性 (ダイバーシティ) を力として、より良き社会を共創していくことが多文化共生の地域づくりである。

 思うに、これからはグローバルな時代だからこそ、各地の多様性が尊重されなければならない。これからの地域自立のキーワードは 「地産地消」 であろう。

 地域で達成されるべきは次のような事柄である。
1.エネルギーの地産地消
2.食の地産地消
3.多様性の活きるコミュニティ
これらに付け加えて、
4.地域で回るマネー循環のしくみ

 私が自分にできることとしてかかわろうとしているのは、上記3番目の多様性の生きるコミュニティの創造なのだ。
 「持続可能な開発」 が問われるSDG'sの時代ゆえに、環境・経済・社会に加えて、文化の多様性にかかわっていきたいと思っている。

 現在のところ、私がかかわっている子どもたちは、日本人の父親が国際結婚した子どもたちだ。

 こうした子どもたちを健全に育て、一人ひとりの幸せを支援し、かつ有為な人材に育つことを期待する。さらに、ハーフでなくダブルのアイデンティティに自尊感情をもち、バイリンガルな国際人として、日本と出生した国の架け橋になってほしいと願っている。
母親の母語を大切にすることをアドバイスするのもそのためだ。

 この多様性尊重と共生の根本は、「移民問題」 がかかわる時代にも不変であろう。。

 以上、私の場合の、現役時代の一毛作目と、リタイア後の二毛作目のつながりの要点を整理した。

 残されたのは、では、現在の二毛作目の現状と課題はどうなっているかである。
これについては次回に書くことにしよう。 

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