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2017年1月 9日 (月)

教育関連ツイート(この1年の整理)

教育畑での作業が一段落して1年になる。
今更であるが、この1年にどんなことをつぶやいてきたか (見えてきたか) 整理してみる。
開発教育 (内容) とファシリテーション (方法) の原理的側面に絞って。

以下、厳選ツイート (10種) :

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1)
ファシリテーションでめざす ”創発” がヘーゲル弁証法的に切り拓く未来。
現実を超える世界を洞察し、機の熟すを待って、身を投機する挑戦を志す。
「自由とは必然性の洞察である」 (ヘーゲル)

2)
昨日センターを訪れてくれた宮崎大国際教育センターに就任した修了生と話す。工学部というのが異色だが、工学と開発教育とファシリテーションをつなぐカギは 「創るワークショップ」 の共創ではないかというあたりで盛り上がった。

3)
昨日から早大院生の特別研究合宿にゲスト参加 (テーマ:開発教育)。
開発教育の課題 (1) : グローバルな現実と表裏をなすローカルの視点の実践例不足。グローバル社会だからこそ足元の地域が問われる。
  ↓
開発教育の課題 (2) : 地域を掘り下げることで世界につながる認識に到る開発教育ならではの学びの不足。これでは開発教育ならではの存在意義を失う。
  ↓
開発教育の課題 (3) : 開発教育のコンセプト(公正で共に生きることのできる社会)の特に「公正」とは何かをテーマとして正面から向き合い/掘り下げる実践~教材の欠如。
定義の言葉いじり以前の問題。
  ↓
開発教育の課題 (4) : 行動(社会参加)段階の手法の未整備。ゆえに知る~考える実践から主体的に行動する段階に進めない。
私の提案はホールシステム・アプローチだがこのプロジェクト学習は課題となっている。
  ↓
開発教育の課題 (5) : 学びの基礎をなす対話(ダイアログ)の言語活動(コミュニケーション)の不足。
ディベート論争からダイアログ弁証法の思考形態こそが新しい未来を共創するだろう。

4)
先日早大院生の特別研究合宿 (中心テーマ:開発教育は今日の貧困と格差をどう把握し対応するか) にゲスト参加したが、そこで最終的に提起したのは 「経済成長が答え」 という偏りに対して経済開発でないプロジェクトを立ち上げ、連帯経済の学びをしくむプロジェクト学習だった。

5)
昨日は退職した拓大開発教育センタースタッフの懇親会。開発教育のこれ迄とセンター発足の経緯や2004年度以来12年を経た今後のあり方など語り合う。ポイントはMDGsやSDGsのD (開発概念) の理解とその開発のあり方を考える意義。

6)
『オランダモデル』 (長坂寿久、2000) : IT活用のスマートアグリで注目のオランダを紹介する本。「制度疲労なき成熟社会」という副題がこの本の内容を端的に物語る。
  ↓
「イエナプラン」で主体的総合学習の新教育を進めるオランダだが、開発教育の捉え方にも共感。
オランダでは先進国の人々の態度や行動を変えることが途上国の問題解決に不可欠として構造変化の教育と明確化している。(^-^)

7)
『教育ファシリテーターになろう!』 (石川/小貫編) : 重版刊行。
新装した帯のメッセージ : 「アクティブ・ラーニングの実践に!」
「ファシリテーター型の教員になって学びの楽しさを伝えましょう」
この書が ”すべての授業者の座右に” と願っている。(^-^)
  ↓
『教育ファシリテーターになろう!』 (2) : 私は以下を担当。(^-^)
第2部 より高度なファシリテーションへの道
1 対話型授業とジェネレイティブファシリテーター
2 ホールシステムアプローチへの招待
~ ワールドカフェ、AI、フューチャーサーチ、OST。

8)
『SDGsと開発教育~持続可能な開発目標のための学び』 (田中他編) : 『開発教育』 (2008) を一新した大学生向けテキストが学文社より今月発刊。
第1部 開発教育とは何か
第2部 開発理論・国際協力
第3部 人類共通の課題
第4部 開発の対象と担い手

9)
『多文化パワー社会』 (毛受敏浩、鈴木江理子) : 私の現在のテーマに関する座右の書はコレ。「多文化共生を超えて」と副題にあるように多様性をパワーに変える事例が豊富にある。私は ”対話の日本語 (コミュニケーション) ” に焦点を当てている。
  ↓
『多文化・多民族共生のまちづくり』 (長澤成次編) : 現在のテーマの基本書はコレ。副題 「広がるネットワークと日本語学習支援」 とあるように現在のボランティア活動に直結している。
活動を通して先日紹介の 「多文化共生を超える多文化パワー社会」 とつなぐことで見えてくるものがあるだろう。

10)
最近はPISAの結果を受けて教育現場で思考力・判断力・表現力の育成(アクティブラーニング)が重視される。例えばディベートの手法。
だが時代の流れ遅し!
もう25年も前に一部では取り組みがあった。当時は受験に対応しない無駄な授業と白い目でみられていた(今も?)。
  ↓
アクティブ・ラーニングの課題 : 「つかみ (課題共有) → 本体 (多様な考え引き出し~深め合い) → まとめ (ふりかえり) 」 プロセスで、互いの意見を尊重し認め合って終わりではなく、信頼感ある対立の中から第3の解を模索できる 「対話の文化」 の教育であること。

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