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2015年9月29日 (火)

講座の近況2015

 私にとって最後で、集大成となる2015年度の 「開発教育ファシリテーター講座」 (拓大) が、瞬く間に半分を過ぎた。
 ここでは、講座の近況について、全修了生 (約500名超) に向けたMLへの投稿を保存することで、備忘録としておきたい。

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ファシリコースに関係のある皆々さま
スタッフの小貫です。
ご無沙汰しております。

 さて、私にとっては集大成の2015年度前半が終わり、後期がスタートするところで、久々にセンター講座 (通常&ADコース) の近況報告をさせていただきます。

 今年度の通常12期&AD7期とも例年になく (いや例年通り(^-^))、極めて能動的で、チームワークも良く学びの場を主体的に築いています。

 通常コースは、いよいよアウトプットの段階に入ります。
皆さん、ご記憶の ”産みの苦しみ” からの学びですね。(笑

 ADコースは、10月の通常コースの1コマを実践の舞台とすることになり、中間発表的実践を行い、年度末の恒例フォーラム実践への通過点としています。


実は、先日の通常コースで、劇的な出会いを経験しました。

 通常&ADコースとも、近年は 「対話 (ダイアログ) 」 の場をいかに築くかが共通のテーマになってきているのですが、第15講 「ワークショップの可能性」 でお呼びした野村恭彦氏 (フューチャーセッションズ代表) の授業は圧巻でした。

 ADコースでお呼びしている香取一昭氏 (マインドエコー代表) も講座の宝ですが、少なくとも私は、野村氏との出会いに久々に心が震えました。
(企画してくれた石川さんに感謝)

 蛇足ですが、野村氏は 『フューチャーセンター』 (プレジデント社、2012) で既によく知られていますが、4期Sさんが彼の元で働いていますね。
(Sさん、よろしくお願いしておきましたよ(笑) )

 さて、野村氏は、自らの実践を 「イノベーション・ファシリテーター」 のためのワークショップと名付けておられましたが、授業は明日のファシリテーションを築く思想と方法を含むものでした。
(近刊紹介:『イノベーション・ファシリテーター』 (プレジデント社、2015))

 どちらかといえば、ファシリテーションの基礎を学びつつ 「(開発)教育ファシリテーター」 を意識する通常コースより、その延長としては 「対話型授業」 の可能性を位置づけながら、重点は企業や地域でのホールシステム・アプローチを重視するADコースの補強に向いた授業であったのですが、修了生の皆さんには、そうした内容が実況報告でなくとも、報告に値するものと思います。

 そこで、ADコースMLの投稿から、Nさん (11期) に返信した内容を転載して、通常コースとADコースの連動ぶり、新しいファシリテーションとしての 「イノベーション・ファシリテーター」 について理解していただくことに挑戦させていただきます。

 なお、基礎情報としては、ADコースのラーニング・コアは、(1) ホールシステム・アプローチ、(2) 対話(ダイアログ)、(3) 学習する組織、(4) U理論、(5) 弁証法です。
AD7期では、これらを 「反転授業+アクティブ・ラーニング」 で進めています。


~~ 以下、転載 ~~

しろーさん、
さっそくの反応に感謝。

すでに 『イノベーション・ファシリテーター』 をご存知でしたか、
さすがです。

私は、野村氏の授業の導入部分で、「なぜフューチャーセッションか」 の問題意識に一瞬で惹きつけられました。

どうしたら 「豊かな気づきとアイデアが生み出せるのか?」 の実践事例にです。

フューチャーセンターは、ステークホルダーと問いに関する発想の転換によって機能しているという氏の実践が語られました。

自分の分野特有の問いを幾ら考えても、皆を引き寄せる解は描けない。
発想を変えて、分野の違うマルチステークホルダーをできるだけ招待し、全員が共有できる問いに変えることで、本質に迫る多様性豊かな対話が展開する。
そうした場をつくっているという実践でした。

こうした発想は、ホールシステム・アプローチと基本的に合致します。
ADコースでの学びを柔軟に補強するものと思えました。

そこにおけるファシリテーターは、単なる進行役ではなく、みなが共有できる解を生成することに寄与する存在すなわちイノベーション・ファシリテーターです。

ADコースの終着であるジェネレイティブ・ファシリテーター像をより具体的に、明快に示唆しています。

「イノベーション」 という用語は、開発分野や教育分野では馴染みにくいかもですが、企業の現場にいるしろーさんには身近な言葉でしょうね。(^-^)

野村氏は、ファシリテーションはスキルより思想だと熱く語っています。
私も、その思想とフューチャーセッションの手順の大枠を整理したいと思います。

ワークショップでは、いかに誰もが惹きつけられる問いを立てることができるか?が鍵だと思います。
そこから、参加者を信頼すること、成果を出すことをプレッシャーにしないこと、を私は学びました。さもないと、参加者は疲れるだけで終わってしまう。。
Jin

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