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2015年7月25日 (土)

アドバンストコース前期終了

 開発教育ファシリテーター講座 (拓殖大学) のアドバンストコース第7期は、先日7月18日に前期を終了した。
 15名定員に17名が参加している少数精鋭クラスだが、前期はどんな様子だったか、ふりかえってみよう。

 年間10講義の講座だが、第4講まで終了した。
第1講 (4/18) オリエンテーション/理論編① 「開発教育詳論」
第2講 (5/16) 理論編② 「学習する組織と対話(ダイアログ)」
第3講 (6/13) 実践編① 「ワールド・カフェ」
第4講 (7/18) 実践編② 「AI (アプリシエイティブ・インクワイアリー)」

 これまで6年間の集大成と位置づける今年度は、オリエンテーションで、参加者の緊張感とやる気を引き出すことに留意した。
 これまでは、参加者のやる気に依存していたが、もっと方向性を明らかにすることの必要性を感じていたからだ。
 さらに、参加者の学習意欲と実践意欲をつないで、参加者がひとつのチームになることが必要と痛感していた。

 これらは、参加者のやる気に依存するだけでは、成果に結びつくとは限らない。こうしたねらいにとって重要なのは、オリエンテーションである。

 オリエンテーションで示した講座の方針は次の5つだった。
◆ 反転授業+アクティブラーニングの授業形態
◆ ホールシステム・アプローチの体験とマスター
◆ ケーススタディによる具体的検討
◆ マイプロジェクト構想の具体化
◆ チームプロジェクト企画・立案・実践

 授業の形態は、課題図書の読み込み (基本書10冊+α) とワークショップ型授業。
 基本となる方法論はホールシステム・アプローチ。ワールド・カフェをはじめとして4つの手法を駆使できるファシリテーターをめざす。ゲスト講師として、この道の第一人者・香取一昭先生をお呼びする。
 その際、講座の基本コンセプトは、対話(ダイアログ)、U理論、弁証法だ。この三つは密接に関連している。
 実践の場はカリキュラム上は2つ。中間段階のワークショップ型授業実践、最終段階の年度末 「開発教育フォーラム」 がある。

 アドバンストコースのラーニング・コアは次の5つであるが、それらは、体験や具体的検討を経て、実践につなぐ学びでなければならない。
1) ホールシステム・アプローチ
2) 対話 (ダイアログ)
3) 学習する組織
4) U理論
5) 弁証法

 各々の学習項目は決してやさしくはないが、参加者の学習意欲はきわめて高い。
 外部からは、大学教授・高校教諭・商社の国際協力担当者の3人が加わっているが、彼らも十分に通常コース修了生に伍している。

 現在は、年度中間段階での 「チームプロジェクト」 としてカリキュラムに位置づけている通常コースでの授業実践に向けて、チームが形成されたところだ。

 夏休みを利用して、チームは合宿を計画している。
 合宿は、当講座のアシスタントG氏が主宰しているセミナーハウス 「森の寺子屋」 (調布市) が授業実践チームに提供される。

 授業実践チームが意識しなければならないのは、テーマが 「開発教育ワークショップ」 であるというカリキュラム上の枠組みだけ。
 スタッフの要望としては、アドバンストコースのラーニング・コアの一端を紹介することで、ディスカッションのファシリテーションの高度化 (ダイアログのファシリテーション) を示唆する内容が望ましいと提案している。

 実践の場は、かなり先の 10月14日(水)であるが、授業実践チームがアドバンストコースの内容を鋭くえぐるものを生み出すことを期待している。

 こうした積み重ねを経て、ADコースがほんものの 「学習する組織」 に育っていくかが問われる。
 参加者の顔ぶれからも大いに期待できるが、まだ確信には至っていない今日この頃である ・・・。

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