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2015年6月13日 (土)

ワールド・カフェ と U理論

 開発教育ファシリテーター講座アドバンストコースの第3講 「ワールド・カフェ」 に向けて、MLでの発信を続けている。その内容はこのブログで公開してきた。
 本日の内容はワールド・カフェ実習を明日に控えて、これまでを整理するものとなった。

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  AD7期の皆さま、連続投稿で失礼します。
今回は、AD第3講を明日に控え、これまでの発信内容をつないで整理しておきます。

  その内容は以下の通り。
1) ブログに公開した記事 : 「ワールド・カフェ学習法」 について
2) 参考文献 : 『手ごわい問題は対話で解決する』 との絡みで


1) ワールド・カフェ学習法

 一昨日の 「U理論超入門」 → 
http://bit.ly/1BWplvm 
に続いて、昨日のMLへの投稿記事を、ブログに公開しました。

 「ワールド・カフェ学習法」 → 
http://bit.ly/1JIKBgc

 ワールド・カフェとU理論の「プレゼンシング」の関係に焦点を当てて書いています。
外部に公開するために、少し補足説明をして読みやすくしたつもりです。
最近、ML投稿が下書き、ブログ記事が清書のようになっていますね。(笑)
もし、補足説明も確認したい方は、一読してみてください。

そして今回は、以下、ワールド・カフェ と U理論 を更につないでみたいと思います。


2) 参考文献 : 『手ごわい問題は対話で解決する』 とU理論

 複数の方から、読後感の報告がありました。
「7期生最高!」 (笑) と感動しています。 (^_^)

ここで、最近の私の一連の投稿が理解し易くなると思うことを補足説明します。
『手ごわい問題は対話で解決する』 は夏休みの宿題にするつもりでしたが、
皆さんの学習意欲に引っ張り出され、初夏段階での解説になります。

 まず、皆さんの理解では、U理論は第2講で整理した 「聴き方の4段階」 を軸にしていると受け取りました。
オットー・シャーマーの紹介が、p.138からと、p.186からと2ヶ所も出てきますしね。
話し方・聴き方による問題解決を重視するのは、ファシリテーターであれば当然です。

 ここでは、更に一歩進めるために、p.163 を見てください。
(ワールド・カフェのダイアログとU理論との関係が見えてきます)
私が 「U理論超入門」 で紹介した ブライアン・アーサーが登場していますね。
彼は、オットー・シャーマーのU理論へのインスピレーションに寄与した人物。
( A.カヘン、O.シャーマー、P.センゲ 等々、偉大なる頭脳は皆知人関係 )

私たちの学びで、注目したいのは、p.164 の次の記述です。

「 良い科学者は、日常の問題を解決するときに、問題に既存の理論を当てはめ
(ダウンローディングし)、その理論を使って解決策を導きます。
しかし、このアプローチは突破口をつくり出すことができません。」

「 一方で、偉大な科学者は、問題を熱心に研究し、「その問題の横でキャンプをしながら」  直観的に洞察を行うのです。
真のイノベーションにおいて、「ひらめき」 とは、その問題に取り組み、話し合うことから生まれるのでなく、一歩下がることで、私たちの 「無意識」 が働く余地を与え、答えに耳を澄ますときに起きるのです。」

さて、皆さんだったら、どちらの科学者ですか?

 U理論を、いくら頭だけで理解しようとしても、真の理解はできません。
私は、人間が自分を超える側面を、言ってみれば 「インスピレーションにつながる」 と理解しています。 ( 「プレゼンシング」 )
過去の偉大な科学者は、単に頭が良いのでなく、自分を超える能力があると。
そこから、平凡でない 「ひらめき」 が出たり、深い 「内なる英知」 に至る と。

 このことは、 「U理論超入門」 で書いた 「潜在能力を引き出す」 ことと同義です。

ここを直感的に感性レベルで理解しないと、(難しげな概念に囚われて)、ADコースの理解がもやもやで終わると、私はこれまで感じ続けてきました。
ですから、集大成の今年度は率直に書いていきます。

 ところで、この文献ですが、奥ちゃんや慎さんは読み切ったようですが、世間の人にとっては、訳が悪いだけでなく、内容的に苦痛を伴うのではないでしょうか。
これが現実です。
世の中には、U理論やダイアログは一般化し機能していない現実があるのです。

 『教育ファシリテーターになろう!』 p.186 のように、「反スペース」 (人びとの心が開かれていない場) の社会病理現象が当り前 とO.シャーマーは図解しています。(『U理論』 p.356)
そして、開かれた人びとにより 「Uスペース」 に向かう意義を示し、同時に、ダイアログにはファシリテーターが必要であることを含みにしているのです。

 では、私たちはファシリテーターとして何ができるでしょう?
ワールド・カフェでは、どのように 「Uスペース」 を下りていき、当初思いもよらなかった気づきや発見をすること (疑似プレゼンシング) に向けて支援できるでしょう?
これから、「Uスペース」 を探求する学習課題は尽きません。

  私たちは、理解の難しさを乗りこえ、深く理解し、自分のファシリテーション能力を高めようとしています。
私たちは、「対話 (ダイアログ) ある
社会」 (Uスペース) を築くことに参加できる力をつけるべく ADコースに学んでいるはずなのです。

  現実の変革 (イノベーション) にコミットメントする気概!
これは、講座が 「開発教育ファシリテーター」 に一貫して求めてきたものです。

  ここがADコースを受講する心得として、ほんとうに大切で、確認したいところです。

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