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2014年10月20日 (月)

授業改革へ向けた「学習する組織」になれるか?

 近況。私は 「3本の井戸を掘ろう」 という渡辺拓大総長の教えに啓発されて、人生のゴールとしての3本の井戸を掘る作業に至っている。その1本が 「我がフィールドである教育畑における授業改革→教育改革」 だ。しかし、ここにはそれ相応に厳しい現実が横たわっている。

 私の志す授業改革とは、近年取りざたされている言語活動を軸にした学習活動だ。それはこれまでの 「教え込み」 を抜け出た 「対話型授業」 の確立である。
 そのために、大学では 「教師は教える人より ”ラーニング・ファシリテーター” たるべし」 ということで、教育ファシリテーター講座を実践してきた。
 現在は、対話の手法 : 「ホールシステム・アプローチ」 を授業に導入することを研究している。ホールシステム・アプローチとは、ワールド・カフェなどで知られる対話を助ける幾つかの手法である。
 受講者と共に考えることは、まず、言語活動の意義。それも議論 (ディベート) から対話 (ダイアログ) への転換の意義。そして、対話を助ける手法を授業に導入する意義と方法だ。

 ここでは、直面する現実について書く。革新的な教員が何人も集まっている場で露呈されている現実を読み取れるだろう。
先日、受講者メーリング・リストに送信した内容を基にまとめる。
 やっと、私たちは同志になれつつある。半年を要して、「学習する組織」 が形成されつつある手応えを感じる。もともと、その資質のある先生方が集まっているのだ。。


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 アドバンスト6期の皆さま
アシスタント・Gさんの講義録が届きましたので、転送します。

 本日の授業で、私たちは少し心が通じ合えたかな、という気がしています。
これまで同志になれていなかった。

 まず、言語活動の意義(社会が求める対話の必要性)を共有できていなかった。
現場からは、解 (知識) を教えるのに時間一杯で、それ以上やる余裕などない。
生徒もついてこない。だから今のままで仕方ない(?)。

 「小貫は現場が見えていない」 とまで思われていたかもしれない。
これでは授業を変える、教育を変えるという気持ちがつながるわけがない。
そんなわけで、私の高校 ”底辺校” での体験もお話ししました。

 そして今日、
最後にユッカから 「現場の」 前向きな声を聞けたことがとても嬉しかった。
姐さんのふりかえりも (ちょっと) 前向きに変わってきたような・・・。
(もともとひとひねりあるのが姐さんの姐さんたるゆえん)

 私はいわゆる ”底辺校” で (苦労したのでなく) むしろ多くを学んだ。
そこには、心ある本物の教師がたくさんいた。
 授業が成立しないとしたら、それは、生徒でなく教師の方に問題があること。
今の解 (知識) を 「教え込む」 ばかりの授業に問題があること。。
・・・ それを理解しない教師は本講座には居ないと信じています。
(そもそも ”底辺校” では 「教え込み」 は通じない→別の本当の学びが問われる。
私が30年前にディベートを始めたとき、それはまったく普及していなかったが、今は受け入れられるようになってきた)

 マッコの音頭取りで、オプションの企画が出て楽しもうという話になった。
第6期が 「学習する組織」 になりつつある前兆ではないだろうか。
・・・ みなが、ベクトルを同じくする方向性の芽生えです。
斜めに構えるのでなく、仲間・同志となる方向です。(-_-)

● 「ふりかえり」 より前向きな内容を選んで紹介します。(共有しましょう)

声A : ワールド・カフェを企画 (デザイン) する場合、「未来を創る」 思考で問い (特に1つ目) を設定することが今までの問題解決手法とはすごく大きな違いで、そこを活かさない手はないなぁと思いました。
声B : ワールド・カフェを授業に取り入れる目的で、生徒の 「自ら学びたい」 という姿勢を身につけるためには有効だと思う。
声C : ワールド・カフェの可能性・必要性を感じてはいるものの、どうしたら広げられるか ・・・ まずは自分が実践に移さなければ!
声D : これから、地域で、勉強会+Workshop を開催する予定なので、それへの利用を考えたい。
声E : ワールド・カフェを授業のなかでできそうなところは実践してみて、感想を言おうと思う。
声F : カリキュラムがぎっしり詰まった年間計画に WorldCafe を入れ込む必然性があれば自ずから取り入れられると思う。これを探していきましょう。

・・・ 講義録省略。


 ところで、さっき病院に行った際に読んだ 『日経ビジネス』 最新号で、素晴らしい言葉に出会った。ソニー・井深大氏の言葉を盛田正明氏が紹介していた。

→ 「他人がやらないことに全力を注げ」。

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