« 50日間の千変万化 | トップページ | 「リオ+20」 をめぐって »

2012年6月 3日 (日)

ツイッターのもうひとつの可能性

 ツイッター上ではすでに 「つぶやき」 済みだが、ツイッターが取り結ぶ縁で志を語り合う出会いが実現した。昨年12月から始めて半年になるが、ツイッターはこうした出会いの可能性も秘めていることを体験した。

 「@jinonuki はじめまして。突然のご連絡を大変失礼いたします」 から始まる出会いだった。開発教育とシステム思考に関して話をしたいという申し入れだった。

 相手はイギリス留学から帰国したばかりで、6月から枝廣淳子さんが代表を務める会社で働くことになっている青年だった。
 実に興味深いことに、イギリスでは、Schmacher Collage で学び、近隣のトランジションタウンの本拠 Totnes で活動に参加していたという。

 彼の問題意識は、「”開発” や持続可能性に関わる問題をいかにコミュニケーションしていくか」 というところにあるようだった。まさに、「地球的諸課題に市民がどう向き合えるか」 という課題であり、これはそのまま開発教育の一般化に関連している。

 私が問題意識を共有するための土台として語った内容は、ここ数日のツイートに表現している通りである。
→2012年5月30日(水)
「開発教育の伝え方で乗り越えなければならない壁の第一は、「日本に生まれて良かった」 と安堵したままだったり、途上国に対する偏見を助長するリスク。開発教育は、国々の肯定的な文化理解と人間としての共感的理解の学びを参加型で実践してきた」
→2012年5月31日(木)
「開発教育の伝え方で乗り越えたい壁の第二は、現状のしくみの認識や最重要課題の探求のない、学びが深まることのないまま募金活動を落とし所にしている事例が多いということ」
→2012年6月1日(金)
「開発教育の深め方で乗り越えたい壁は、「共感的理解から構造的認識へ」 のステップアップの困難。私たちの研究会は、システム思考を活用し、システムの構造認識の有効性を提案している」

 私たちは、こうした課題の共有を出発点にして、これから一緒にできることを模索した。
 私の関係する 「開発教育システム思考研究会」 は、2年間の第一次段階を経て、開発教育の内容と方法に関する具体化を企画している。軸としては、開発教育+システム思考の教材開発とそこでの対話(ダイアログ)のファシリテーションの普及を念頭に置いている。
 彼も、開発問題の伝え方を改善するためのNGOのチームづくりや、開発教育+システム思考の教材づくりなどを志向していた。
 私たちは、これらをブレストしながら、これからのプロジェクトの可能性について語り合ったのだった。足元の deprivation を克服するアクティブな市民へのエンパワーメントについて語り合ったことも印象深い。

 今回の出会いは私たちの活動のスタートラインである。具体的な活動に関して、さまざまなイマジネーションを感じることができた。この日の感慨は、私の次のような 「つぶやき」 が端的に表現しているだろう。
→2012年5月29日(火)
「初対面でこれほど意気投合したのはちょっと記憶にない。問題意識を共有することが対話(ダイアログ)の土台と痛感。Twitter を介した出会いに感謝。私たちの今後の可能性に希望」。

« 50日間の千変万化 | トップページ | 「リオ+20」 をめぐって »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/559271/54864259

この記事へのトラックバック一覧です: ツイッターのもうひとつの可能性:

« 50日間の千変万化 | トップページ | 「リオ+20」 をめぐって »