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2012年5月17日 (木)

開発教育ファシリテーター講座春合宿

 恒例の開発教育ファシリテーター講座春合宿(於拓大八王子キャンパス) が終わった。恒例といっても、昨年は日本の残念な状況で実施できなかった。代わりに、半日集中講義+補講を実施したが、やはり合宿の 「同じ釜の飯を食う」 ことには及ばない。集中ゆえの ”快い” 疲れを味わったが、概ねこんな内容だった。

 合宿の柱は4本ある。開発教育、ファシリテーション、ファシリその2、まとめのグループワークである。初日夜の交流会を加えて、柱は5本とすべきかも?(笑)

 年度当初の基礎固めの合宿であるが、もうひとつのねらいは、むしろ年間を通しての学習意欲の向上にある。それは、次のようなお題を話し合いの軸としていることに現れている。
○ 開発教育は、どのような教育活動なのか、それはなぜ重要なのか。

 開発教育の原点、開発教育の定義、教育のもつ二つの側面からみる開発教育の位置づけなどを考察していくことで、開発教育をとらえる基礎とした。

 もうひとつの主柱であるファシリテーションは、開発教育と別物ではなく、私たちは表裏一体と考えている。米国では、教師は teacher というより learning facilitator とされるが、まさに、社会(世界)と向き合うことを促進する生涯学習のファシリテーションを考えている。

 5/13の ツイート をそのまま引用するならば、
「開発教育とファシリテーションは表裏一体。開発教育における ”考える~深める~気づく~意思決定する” といったプロセスは、ファシリテーションとシンクロする」
 ”意思決定” という用語は、たったひとつの解を覚え込むのでなく、さまざまな解の可能性を深める学びの帰結を意味している。

 私が担当したファシリテーションの概要は、会議のファシリから始めた。そもそもファシリテータが介在する時点でそれは従来の会議ではない。
「ダメな会議とまともな会議の違いは、上意下達と創造的アウトプットの違い」(5/12)
何よりもゴールが明確であり、参加者による創造的なアウトプットが求められる。

 合宿で明らかにしたファシリテーションの課題は、対話(ダイアログ)である。私たちは、討議ばかりでなく、対話(ダイアログ)の重要性を意識しようということ。対話(ダイアログ)のファシリテーターとは?ということ。

「本物のファシリテーターは、対立の場で、安易な妥協でも譲り合いでもなく、相互に納得できる第三の合意を共創する」(5/14)

 本講座も9期を数えるが、参加者は国籍を越えて頼もしいメンバーが揃っている。何より、最大限に楽しめるエネルギーが何とも心強い。(^_^)

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コメント

ひと月間、更新が無かったので、心配してましたよ。

伊達男さん、ありがとうございます。
一行のメッセージに、心まで温かくなりました。

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