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2011年9月11日 (日)

「学習する組織」 と ”ダイアローグ”

国際開発研究所(拓大)のスクール事業 「開発教育ファシリテーター養成講座」 第5講(9/10)のテーマは 「学習する組織」。開発教育システム思考研究会と連動する内容で力が入った。ここでは、私の ”ふりかえり” をMLに送信しているので、その内容を転記し、授業の概要を紹介しよう。(加筆修正)

アドバンストコースの皆さま

本日は、皆さまの建設的な意見を聞きながら、参加者と共に創り上げた授業だった印象です。このことに、私個人は満足しています。アドバンストコース自体が 「学習する組織」 になるためのひとつのプロセスになれば、と思います。

私の講義は必要だったと思いますが、いかにかみ砕いて解説したつもりでも、結局は、最後の 「体験ワーク」 が授業の成否の ”決め手” だったようです。(皆さまの)ワークから ”気づく力” にも負うているのですが、ワークの重要性を強く感じた授業でもありました。

ここでは、特に、本日参加できなかった方々を意識して、私の ”ふりかえり” を整理しておきます。。

・・・

私の講義は、熊平美香『チーム・ダーウィン』、P.センゲ『最強組織の法則』、平田オリザ『対話のレッスン』、中島義道『<対話>のない世界』、高間邦雄『学習する組織』 を資料とするものでした。

授業の構成は次の通りです。

1 本日のねらい : 学習する組織と開発教育、”ダイアローグ” とファシリテーション

2 学習する組織の意義と諸原則 : 学習とは? 学習する組織と開発教育 等

3 ダイアローグのファシリテーション : ダイアローグとは? どう進めるか 等

4 ミニワーク: ダイアローグ体験(「年度末フォーラムは、存続/廃止? どう考える?」)

ここでの ”ダイアローグ” とは、価値観(あるいは文化)の違う者同士が、対等な人間関係に基づき、違いを認め合い、意味を聴き解くことで、新たな共通の創造に至ることです。

会話(カンバセーション) とも 討論(ディスカッション/ディベート) とも異なる(一般に言われる「対話」のニュアンスとも異なる) ”ダイアローグ” に挑戦するミニワークでした

含みとして、そこでのファシリテーターの必要性をどう感じるかも重要です。

ワーク後のふりかえりでは、O.シャーマーの 「ダイアローグができていたかの確認8項目」 をもとに自己評価。。

・自分が本当に協働で何かを作っていたか?

・会話が双方向/多方向になっていたか?

・お互いが自由に話し合えたか?

などは、できていたものの、

・自分の本質/アイデンティティにより近づけた感じがするか?

・お互いの経験を作ることができたか?

の項目は、テーマの設定や時間不足もからんで、難しかったとう評価。(これらは、第9講に含まれる 「U理論」 に関わります)

ちなみに、ここに、開発教育の 「深いところでの”気づき”」 が関わることを確認しています。

ワークを受けての私のコメントは、次の2点に絞ってまとめました。

(1) 「問い」 が重要だが、それが ”ダイアローグ” の 「意味が流れる」 という原義につながっている。それが参加者各自の前提を掘り下げていく 「問い」 でもあるがゆえに。

(2) ”ありたい姿” と現実を整理し、そこでのギャップに向き合うことで、そのギャップを深いところで解決しようとする方向性を共有できる可能性がある。

最後は、一人ひとりのふりかえりを共有しました。

「ふりかえりシート」 のなかの授業内容に関わるものを紹介すると、以下の通り。

「ダイアローグを成り立たせるものについて、実際にやってみて感じることができた」

「特に、自己マスタリーをどう高めていくか、チーム学習も真にダイアローグできるような関係で出来れば最高だと思う。あるべき姿に近づくため、現実とのギャップをいかに埋め合わせていけるかが課題である。何とか、学校教育の場で、ダイアローグを取り入れてみたい」

「ダイアローグとは、会話・対話・討議・議論を超えたものであることに気づいた。問いかける存在が、流れをつくることが必要だった。F(ファシリテーター) の必要性大いにありです。現状と理想のギャップを埋める作業をやってみて、自分の日常に生かしたいです! 久し振りに、得るものたくさんでした」

「ダイアローグがとても魅力的なテーマであることを再認識した」

「ダイアローグのファシリテーターについて、知りたい!体験したい!学びたい!」

「小貫さんの熱意が伝わりました」 ← Thanks!(^_^)

本日の内容は、後期の土台ともなりますので、共有をお願いします。重要文献を紹介しているので、出来る限り読んでおいてくださいね。

皆さまのコメントも遠慮なくどうぞ!

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