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2011年6月14日 (火)

「地域開発」 と 開発教育

「地域と地球をつなぐ学び」 は 「地域開発」 に関連している。このことは、あらゆる開発教育の場に共通である ・・・ このことについて、今更ながらの 「気づき」 を伴った視点があるので、まとめてみよう。

私の所属している 「国際開発研究所」(国際開発教育センター) では、公開講座として 「開発教育ファシリテーター養成講座」 を開講している。そこでのひとコマで、「開発教育のビジョンをどう捉えるか、どう共有するか」 というテーマでの授業を行った。

それは、概要を示せば、教育の場で、「学習する組織」 (学習者の意欲・関心を引き出し、先入観を克服し、”社会のあるべき姿” に向けたグループ活動に取り組む教育実践) を実現しながら、開発教育の 「ビジョン」 を共有することの可能性の模索である。

学校教育を主要な対象とする場合、生徒の実態が、「理想=社会のあるべき姿」 と 「現実」  とのギャップを果たして乗り越えられるだろうか という現実的な壁の厚さに当惑する事態にもなった。また、そもそも、「興味・関心」 を 「動機の源泉(自己マスタリー)」 にまで深め得るだろうか?

もちろん、これらを乗り越えられない学びであるならば、生徒が上記の実態を乗り越えられるはずがない。これは、教師の 「自己マスタリー」 の問題でもある。

具体的には、社会の問題を身近な 「地域の開発問題」 として捉え、行動する展開につなぐ学習となるだろう。そこには、地域の ”ないないづくし” でなく ”あるもの探し” から、「自分たちの社会のあるべき姿」 をイメージし、それに向けて協働するグループ活動がある。

これは、開発教育の本質的なところである。だからこそ、「学習する組織」 の実践は、学校教育における開発教育に限定されず、たとえば、私たちの地域の開発現場においても、国際開発現場においても、どのような場にも共通する課題解決のかたちとなる。

地域にスポットを当てることを、グローバリゼーションだからこそ 「世界の課題は地域の課題、地域の課題は世界の課題」 と考えてきたが、そうした分析の視点ばかりでなく、「参加型開発」 そのものにスポットを当てることの有効性を確認したのだった。当たり前のようだが、意外に別々に考えてしまうことが多いと思う。

これは、アドバンストコースの授業だが、昨年の通常コースでの(下記の)学びの内容を具体的に一歩進めたものとして興味深かった。

http://jinonuki.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-bc03.html 

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