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2010年9月16日 (木)

メンバーの「ふりかえり」から (その4)

これまで、研究会の流れ、研究会のねらい等、について整理してきました。最後に、今年度の目標について展望しておきます。メンバーの「ふりかえり」では、「今年度何を成果とするのかの目標が見えない」という感想が多くあります。

このことは、研究会自体がまだ4回しか実施されておらず、システム思考そのものの学びで精一杯な現状を示すものでもあります。

けれども、それなりに見えてきたものがあります。これまでの連載も、前期の学びを前提に、メンバー全員の「ふりかえり」 をし、そうした営みのおかげで、研究会の方向性のイメージを打ち出すことにつながっていることも確かです。

さて、目標というとき、それは研究会としての最終目標と、今年度の目標とに分けられるでしょう。

最終目標であるならば、「ふりかえり(その1)」で示した(1)~(4)の研究成果として、開発教育の学びの転換につながる 「システム思考で考える開発教育」 をどう提起できるか、あるいは、理論(理解の深化)と実践(教材の提供)などをどう体系化できるかが問われるように思われます。

ただ、その道は決して平坦ではないはず。より具体的な姿はこれからの研究会の課題です。結果として、システム思考では、グローバルイシューズの課題解決にはならないということになるかもしれません。その場合は、それをどう乗り越えるかが問われるでしょう。そして基本的には、学びの「プロセス」 としての有効性が問われるでしょう。諸々の結論をここで出すことはできません。

いずれにしても、研究会では、「メンタルモデル」 の前提を疑うことがシステム思考としての研究方向であると考えています。「メンタルモデル」 の前提を疑うことは、現実社会の 「構造」 の前提をも、それで良いのか?と疑うことを伴うでしょう。どこまで掘り下げることができるかはこれからの研究会次第です。

本年度どこまで進むかの関連で、今年度の目標を想定することも難しい問題です。できれば、(3)の「ビジョン」の共有まで進んで何が見えるか、を成果としてまとめたいところですが、このあたりは研究会での討議を要します。

ただ、スタッフとしては、この議論と併行して、メンバー各自が自分のテーマをもって 「開発教育とシステム思考の融合」 を研究していくのが理想と考えます。年度末に 『報告書』を作成する予定ですが、メンバーの多様な視点を尊重することが重要と思います。

ちなみに、私は、「(ソフト)システム思考の世界観」 という土台の考察と、 「現実世界の構造的理解をどうとらえ、いかに深めるか」 の基本固めとを、まずは今年度のテーマにしたいと (現時点では) 考えています。

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