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2010年8月 7日 (土)

『開発教育で実践するESDカリキュラム』 が発行されました

学文社刊 『開発教育で実践するESDカリキュラム』 が、本日(8/7) の開発教育協会(DEAR) 全国研究集会に合わせて発行・販売されます。この機会に、この書籍の紹介をさせてください。

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本書は、(特活)開発教育協会内の開発教育カリキュラム研究会が行った 「ESD総合カリキュラム」 研究の成果を基にした新しい開発教育およびESDのカリキュラムを教育現場の方々と広く共有することを目的としています。その背景には、新しい学習指導要領にESDの視点が導入され、学校で 「持続可能な社会の形成」 が学習課題となったことがあります。今後、教育現場が主体となって築いていくESDはいかに展開できるでしょうか・・・。

ESDとは、一般に 「持続可能な開発のための教育」 として知られている教育です。その実践プランとして、この書の副題(「地域を掘り下げ、世界とつながる学びのデザイン」)が、今後のカリキュラムの大きな特徴と言えるでしょう。

そして、この書のタイトル(『開発教育で実践するESDカリキュラム』) は、「ESDの観点から構想した開発教育カリキュラム」 であると同時に、「開発教育を発展させたESDカリキュラム」 であることをも意味しています。本旨をまとめれば、「グローバリゼーションの時代に対応する足元からの開発教育カリキュラム」 を 「ESDカリキュラム」 として提案していることになります。

開発教育(Development Education) と 持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development) は、”Development” と ”Education” が共通であることからも、「よりよい開発のあり方を考え、実践に結びつけるための教育」 として、きわめて同質なはずです。

けれども、持続的経済成長が無条件で優先されたり、環境(エコロジー) だけが対象化されたりする現実があることも確かです。本書は、「本来あるべきESDとはどんな教育だろうか・・・」  ということに関して、理論編と実践編を軸に、その具体的あり方を提案しています。

目次と執筆者は以下の通りです。後半の小・中・高にわたる6つの実践例は、開発教育の実践者が注目しているものばかりで、その充実ぶりを自負しています。

<目次>

はじめに 田中治彦

第1章 開発教育と持続可能な開発のための教育(ESD)  湯本浩之

第2章 開発教育のカリキュラムとESD  小貫 仁

第3章 「地域を掘り下げ、世界とつながる」 カリキュラムと学びのデザイン  山西優二

第4章 地域学習を深める方法  石川一喜

第5章 「教材」の探求から始まるESDカリキュラムの編成  小玉敏也

第6章 地域を掘り下げる学びのデザイン  鈴木隆弘

第7章 霞ヶ浦流域地域における学校を拠点としたESD実践の展開  小玉敏也

第8章 「とうもろこし」からつながる世界へのとびら  松田明子

第9章 まちづくり 「武蔵野市改造計画-ズバリ市長に提言-」  辻本昭彦

第10章 地域から世界へ-大型店から考える  佐々木達也

第11章 難民問題から平和・共生を考える  山中信幸

第12章 「反貧困」を軸にした人権総合学習  肥下彰男

資料編 世界とつながる開発教育教材  米井慎一・加藤英嗣

おわりに  田中治彦

cf.  「持続可能なブログ」

http://momosuke2010.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-c272.html

 

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