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2010年7月 6日 (火)

開発教育システム思考 「拡大研究会」に向けて

「拡大研究会」が迫ってきました。研究会では、現在、当日のケースワークについて検討しています。特に、システム思考における「因果関係ループ図」作成の基本をどうとらえるかということです。

テキスト『問題発見力養成講座』によれば、「因果関係ループ図」を描くに際して、以前にも紹介した5つのステップがあります。(Step1:テーマを決める、Step2:ブレーンストーミングでテーマに関する要素を出す、Step3:ループを構想する、Step4:ループを描く、Step5:レバレッジ・ポイントの発見)

「拡大研究会」では、これらの段階ごとの基本を共有したいと思います。

まず、Step1について・・・

事前にネタを明かせば、実はテーマはすでに用意してあって、今回は「中国の資源外交」についてのワークショップを行う予定です。けれども、このテーマの問題意識を、開発教育としてどうとらえるかは課題です。「中国の資源外交」についてどのようにとらえ、因果関係ループでは何を表現するのか? その内容は、「中国の安定的な資源確保」 から 「世界の資源配分のあり方」 まで多様にとらえることができましょう。今回のワークショップでは、大枠だけは開発教育で実践できるかたちに揃えることを検討しています。

次に、Step2について・・・

Step1のとらえ方によっても違ってくるのですが、ポストイットに要素を出す際、それらを内部要因と外部要因に区別することが基本です。これらを、どう仕分けできるのか? さらに、外部要因をPEST(政治・経済・社会・技術)分析で整理することも必要でしょう。 

そして、Step3~4について・・・

問題意識と内部/外部仕分けが整理できたら、要素をグルーピングし、ループを構想して、循環モデルを描きます。このあたりは、講座のグループワークと手順が似ています。問題は、循環モデルを描くのに、要素の何が重要で、何を捨象するかを判断する力です。

最後の Step5について・・・

最重要課題としてのレバレッジ・ポイントをいかに探求するか?が応用課題です。その前に、各々の要素で、それが事象レベルやパターンレベルなのか、あるいは、そのパターンを生みだす構造レベルなのかを評価しておく必要があります。レバレッジ・ポイントは構造レベルに潜んでいることが多いからです。

各ステップで、基本をひとつずつ押さえたいものです。その基本を実際に体験しながら習得することが今回のワークショップの意義であり、最後の「ふりかえり」の確認事項であると考えます。さらに、「開発教育とシステム思考融合の可能性」について、意見交換できたら幸いです。

もちろん、システム思考や 「因果関係ループ図」 はもっと奥の深いもので、1日のワークショップでマスターできるものではありません。けれども、今回の 「拡大研究会」で、”基本のキ”  を理解することで、システム思考のものの見方・考え方や 「因果関係ループ図」 の描き方の基本を共有できたらと願っています。

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