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2010年6月21日 (月)

 第2回 ”トコトコタウン” づくりに向けて

私の住む地域に、「こどもルネサンス」 という取り組みがあります。昨年度、20周年事業として、「こどもがつくるこどものまち ”トコトコタウン”」 というイベントを行ったので、かなり長く持続しています。その代表者が(まさに)子どもつながりの知り合いで、第2回に向けての(第1回)サポーター会議に参加しました。

「こどもルネサンス」のもともとの趣旨は、「様々な表現活動の場を提供することによって、こども自身が自分にあった方法で自分を表現する力を身につけることができるようにサポートすること」 です。

”こども劇場”、”人形劇”、”子ども文庫”、”おはなし劇場”、”合唱団” ・・・ 様々な表現活動の場が寄せ集まっています。そして、開発教育に関係してきた私にとって一層興味深いのは、これらに加えて ”コミュニケーションワークショップ” が、子どもたちが世界を知って語り合う場としてあることです。直接ではないですが、地域の在住外国人支援活動ともつながっています。(これに関しては別に書く予定)

「こどもルネサンス」へは随分久しぶりです。しかも、第1回イベントに関わっていなかったので、まったくの新参です。

実は、「こどもたちがつくるこどもたちのまち」 ということで、私は、ロジャー・ハートの 『子どもの参画』 をイメージしていました。これは、文字通り、子どもが地域のまちづくりに参画していく小学生からの取り組みです。

けれども、それは違いました。子どもが様々な仕事体験をしながら、自分を発揮していく試みで、いわば KidZania の地域版です。けれども、企画自体を大人でなく子どもたち自身が立て、大人はサポーターに徹するところに独自性があります。昨年度は延べ500人を超す子どもたちの参加があり、かなり盛況だったそうです。

「その成果は、子どもの自主性・自律性の発揮の度合いと、現実の世界により近づいた ”まち”のあり方で測れるのではないか」 とは知人の弁です。・・・ 私も、ここに大きな可能性を感じたのでした。

私の視点は 「現場主義」 です。教育の「現場」と、教材作成のための国際開発「現場」 (視察)程度が中心でしかない私ですが、開発教育で重要なのは 「現場主義」 だと思っています。知人も語るように、”トコトコタウン”が、現実の職業「現場」 とどうつながるかが鍵になると思います。そのようにして、自主性・自律性を身に付けた子どもたちが、身近なところから自分を知り、地域を知り、社会の現実を知っていくことから、すべてが始まるように思います。それが子どもたち個々の成長につながるでしょう。

「子どもの参画」 も決して無関係ではないのだと思えます。なにも固定的に考えずとも、いろいろな可能性は行動のなかから開けてきます。私は、開発教育のイメージで、社会や世界の現実とつながる子どもたちの成長を見守る視点を持ち続けたいと考えます。

今年度は、「開発教育システム思考研究会」が私の主軸なのですが、時間と体調が許す限り、子どもたちと実際の職場見学をしたり、(ついでに) 自分の地域について、一緒に「見て・知って・考えよう」 かと思っています。

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