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2010年5月19日 (水)

第5講はFGに関する簡易ワークショップ

開発教育ファシリテーター養成講座第5講「ファシリテーション・スキル」の授業風景を紹介します。

第5講は「議論を構造化し、まとめる」がテーマ。要するに、「ファシリテーション・グラフィック(FG)」をいかに描くかです。

つかみとしては、「どうしてFGを描く”見える化”が必要なのか」の理解の共有とFGの3つのポイント整理。3つのポイントとは、(1)推測・構想(レイアウト)、(2)要約(発言の理解)、(3)関係づけ(フレームワーク、矢印)です。

次に、本体としての実習です。今日はFG3つのポイントのうちの2つについて実習をしたのですが、参加した方々は、楽しみながら真剣に取り組んでいたようです。

実習1「レイアウト」を描く:3つの議題について、模造紙上にどんなレイアウトを描けるかをグループで考えます。3つの議題は、(今回は少しお固めでしたが) 、「鳩山政権のこれから」「沖縄、普天間基地移転はどうしたらいい?」「ファシリテーターの資質とは」というもの。すでに学んでいるパターンは、「相互関係図」「プロセス図」「階層図」「マトリックス」の基本図のみですが、それらを基礎知識として知恵を絞って考えます。

グループの創意工夫が問われるのであって、枠にはめるような正解はありません。ただ、どのグループも4つの基本パターンをうまく当てはめていたと思います。ふりかえりでは、2つの組み合わせもありと気づいたとか、「マトリックス」の可能性を感じたなどの発言があり、”一を聞いて十を知る”ような学びの一端も。。

実習2「要約」する:三谷幸喜の『12人の優しい日本人』を観て、陪審員たちの意見を聞き取り、要約します。ワークは、ポストイット上にキーワードをどう書くかだったのですが、実習を通すことで、目に見えて書き方がうまくなっていきました。要するに、結論を聞き取ることが重要ですが、この実習ではひとひねりあって、結論の「有罪」「無罪」より、その理由をどう聞き取るかが問題なのですね。ロジカルシンキングにおける「ピラミッド・ストラクチャー」が今回の隠れた学習課題であることが理解できます。主張・結論を聞き取る場合と、その理由を聞き取る場合があるということです。

時間があれば、実習3で実習2の内容を「関係づける」ワークができますが、最後のまとめとからめての説明だけで大丈夫でしょう。

以上、第5講「FGに関する簡易ワークショップ」の”実況中継”的紹介でした。

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